近畿弁護士会連合会


理事長挨拶

2024年度近弁連理事長就任のご挨拶

近畿弁護士会連合会
理事長 松原 敏美

はじめに
 近畿弁護士会連合会、略称近弁連(きんべんれん)のホームページをご覧頂きありがとうございます。 私は令和6(2024)年度近弁連理事長に就任しました松原でございます。
 近弁連は、近畿にある6つの弁護士会の連合体です。会員数が5000名の大阪弁護士会を中心に、1000名前後の会員数の京都弁護士会と兵庫県弁護士会、150名~200名の会員がいる奈良弁護士会、滋賀弁護士会、和歌山弁護士会で構成され、その結びつきの強さと円満な運営から「近弁連はひとつ」と長く言われてきました。この伝統は、これからも継承していきたいと思います。
歴史と組織
 近弁連は全国に8つある弁護士会連合会のひとつですが、その根拠は弁護士法第44条にあり、大阪高等裁判所の管轄区域内にある弁護士会が、日弁連の承認を得て、昭和24(1949)年に設立したものです。以来75年の歴史があります。
当会は、理事長1名、常務理事(16名)、理事(65名)で運営され、19の委員会と8つの協議会が各会から選出された委員により活動を行っています。
私の略歴
 私は昭和30(1955)年2月和歌山県で生まれ、昭和52(1977)年3月大阪大学法学部を卒業した後、34期司法修習生(和歌山で実務修習)になり、昭和57(1982)年4月和歌山弁護士会に登録しました。以後平成13(2001)年10月までの約19年と半年の間「和歌山県下で(実質)唯一の女性弁護士」と言われて仕事をして参りました。しかし、現在では20名の女性弁護士がおり、伸び伸びと溌剌と活躍されているのを嬉しく(本当にこの嬉しさは誰の理解も超えていると思います)眺めております。
仕事としての「弁護士」
 近弁連内に女性弁護士は現在約1400名います。日本全体では弁護士約45000名中、大体20パーセントを女性が占めるようになっています。
 このような状況の中、女性活躍推進のため、日本弁護士連合会、略称日弁連は、第4次男女共同参画推進計画を令和5(2023)年2月に定め、日弁連副会長、日弁連理事に女性が占める割合を30パーセントにする目標を設定しました。私個人的には、早い段階で会員に占める女性弁護士の数も30パーセントに近づくこと、そしていずれ男女が半数ずつになることを夢見ています。
 ちなみに、私は近弁連における4人目の女性理事長ですが、日弁連は今年度史上初の女性会長が当選され就任されています。
 近年、弁護士の活躍できる分野は大きな広がりを見せ、また仕事をする場や働き方の形態も著しいスピードで多様性を帯びてきました。さらに裁判手続のIT化が急速に進められています。
 弁護士の周辺には、男女を問わず自己の個性や価値観に沿う専門分野を切り開いて仕事をする環境が整いつつあります。
第33回近弁連人権擁護大会
 令和6(2024)年11月22日に和歌山市内において開催される予定です。午前中に2つの分科会があり、一般の方についても参加が可能です。webでの参加についても現在検討中です。テーマはまだ仮題ですが「SNS上の表現の自由と人格権等対抗利益との調整を巡る諸問題」及び「災害から人々の人権を守り、支援の実効性を図るための弁護士等の役割」です。いずれも、身近な誰の身にも起こりうることですので、多くの方々の御参加をお待ちしております。申込方法については、後日公表致します。
おわりに
 皆様の御理解と御支援のもと、近弁連の活動を充実したものにしていきたいと考えておりますので、どうか御協力の程よろしくお願い申し上げます。

 

松原 敏美
近畿弁護士会連合会
理事長 松原 敏美

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